2011年5月10日火曜日

夕方


毎日書くと宣言しながら2日間もあいてしまった・・・・
さあ、気を取り直して。

昨日は久々に仕事が明るいうちに終わり、家まで歩いて帰った。
帰る間に空気は徐々に青みを帯び、西からのオレンジの光は
徐々に弱まり、やがて消えていった。

この夕方の時間が私は特別好きである。
テンションが上がるというようなものではなく、ものすごくセンチメンタルな気分になる。
あの夕方の空気は、感動と同時に各家庭の晩御飯の匂いや、遊んでいる子供を呼ぶ母親たちの声を私の記憶の奥の方から引っ張り出す。

こんなにもセンチメンタルになるのは一日が終わってしまう悲しさのようなものではないか。歳をとっていくうちに、行動する時間は伸びていき、太陽への名残惜しさは少なくなっているのに。夕陽を見ながら泣きそうになっている自分は、幼少の頃に戻っているのだろう。私は原風景の中をとぼとぼと歩きながら、家に帰った。




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