2011年10月17日月曜日

たまに会う


ひとりで夜の公園を走っていると、目の前に雌の鹿が現れる。
その場でジョギングをしながら鹿と見つめ合う。するとさらにもう一匹の鹿が現れ、さらにさらに親子連れまで登場した。真っ暗な公園で四対一である。じわじわ距離を縮めていくと、四匹が同じタイミングで逃げていった。
一昨日も今制作の為に毎週通っている兵庫県の街でヌートリアに遭遇した。川岸で身を屈めながら気配を消している私の前をゆっくりと泳いでいく。
なぜか、自分が切羽詰まりそうになってくるといつも野生動物が目の前に現れる。もちろんそういう時に山などに入っていくからだが、普段山で遊んでいる時にいつも会えるわけではない。
野生動物に出会う度、妙に落ち着きを取り戻せる。というよりは自分が迷ったり悩んだりしていることが大したことではないように感じるのだ。今回もなんとかなるような気がしてきた。よしよし。