2012年9月3日月曜日

上海


201293日 上海

昨日11:00頃無事に上海に到着。23日の船旅はあっという間だった。

運がいいことに日本海はかなり穏やかで、ほとんど揺れることもなかった。

船で偶然同室だったのがJTBの添乗員の方で、行ったことがある国は50カ国を超えているそうだ。困ったときの対処法などさすがプロと言える話をたくさん聞くことができて本当によかった。

さて上海である。約2年半ぶりの海外。入国審査を済ませた僕は意気揚々と街に繰り出した。そうそうこの異国の匂い、交通ルールを守らない具合、何を言っているのかわからない言葉、自分は今外国に来ている。これから長い時間をかけてこの馬鹿でかい大陸を横断するのだ。大陸ぐらい大きな不安とそれと同じぐらいの期待。周りからはどう見えているのかわからないが、歩き出して10分後に若い女の子に話かけられる。

「写真を撮ってもらえませんか?」

そんなことはお安い御用だが、彼女は僕が日本人だとわかるとびっくりした様子で中国人かと思ったと言った。彼女の英語はとてもなめらかで、留学でもしたのかと聞くと、海外に出たことはない、私は中国のかなり田舎から出てきた大学生で、上海には観光で来ていると言う。英語レベルが中学生かそれ以下の僕が彼女の話を一生懸命聞いていると、お茶に行かないかと誘ってきた。まだ午前中で急ぐこともなかったので、彼女についてあるお茶屋さんに入った。そこには中国茶のセットがあり、店員の女の子が中国式のお茶の作法やそれぞれのお茶の飲み方などを説明し、大学生の彼女が英語でそれを一生懸命伝えてくれた。お茶は本当に美味しく、感動するものだったが、飲んだあとに今飲んだお茶の中から一番良かったものを選べと言う。なんとなく選んで指すと、店員の子がそれを袋詰めしだし、びっくりする価格(貧乏人の感覚で)を提示してきたのである。一生懸命この値段はない、日本ではすごい大きな額だと訴えると、上海は物価が高いし、お茶でこのぐらいの値段は普通だという。大学生の彼女もそうだそうだと頷いており、もう飲んでしまった後でお茶の相場もわからなかったのと大学生の彼女の前で大声で怒鳴ることは気が引けたので、その額を払った。なんとなくしこりを抱えていたが、その後も大学生の彼女は僕の両替までついてきてくれ、中国の若者事情や都会と田舎の感覚の差など本当にたくさんのことを教えてくれた。最後には写真も撮った。

彼女と別れ、一人ゲストハウスに向かっていると、何故か妙に若い女性から道を聞かれるのだ。そして決まって「中国人かと思った」「お茶でも行こうよ」と続くのである。はあ・・・・そういうことか・・・・。いきなり海外の洗礼を浴びてしまった。そう僕は今外国に来ているのだ。

ちなみに一般の人からもかなり頻繁に道を聞かれる。ほんとに中国人に見えるらしい。聞きやすい顔なのか?サングラスでも買おうかな・・・

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