2013年4月12日金曜日

リスボン→モンサント→ポルト




2013412日 リスボン→モンサント→ポルト


今回の旅29カ国目ポルトガルに入国。ポルトガルに関してはなぜか親しみがある。僕は小学生の頃からサッカークラブに所属していたが、当時のコーチが練習や試合で使う数字を全てポルトガル語で言うことにはまっていた。当然僕たちも1~10までの数字を覚えさせられる。これが意識的に覚えた初めての外国語かもしれない。おかげで僕は英語の全く通じないこの国で数字だけはちゃんと理解することができる。17年越しにコーチに感謝である。

まずはポルトガルの首都リスボンへ。夜遅く宿に着いた僕に宿のスタッフの一言目は、「ようこそ!疲れただろ?お腹減ってないか?スープがあるけどいるかい?」だった。チェックインよりも先にまずあったかいスープ。こんなホステルはなかなかない。いや初めてだ
。しかも彼だけでなくこのホステルのスタッフはみな親切でいつも英語の話せない僕に気を使ってくれていた。ホステルの居心地の良さはその街の印象にも大きく影響する。また、この宿では日本の大学に7年通っているという韓国人の女性とも会った。教育社会学を専攻している彼女と西洋と東洋の差異、日本人男性の特殊性、今後の東アジアに関してなどたくさんの話をした。リスボンはトータルで2日もいなかったが、ホステルと彼女のおかげでかなり充実した滞在になった。

リスボンから丸々1日の移動の末モンサントという田舎町に移動してきた。町というよりは村である。この村は岩山の先にへばりつくように存在している。そして面白いのは岩に寄生するように家が作られているのである。18時頃、まだ外はかなり明るいが村にはほぼ人は見当たらない。みな家の中に入ってしまったのだろう。山の頂上には城壁(これもまた半分は天然の岩だ)が残っており、そこに登ってみる。周りは360度の大パノラマである。イベリア半島が全て見えているのではないかとさえ思う。本当に久しぶりに全身で興奮しているのがわかる。移動の連続で疲れているにも関わらず、全く疲れを感じない。まさにナチュラルハイの状態である。たった一人で岩山の上に2時間以上いただろうか。ヨーロッパに関して思いを巡らす。木の文化の日本に対してヨーロッパは石の文化である。この村はまさにほとんど石でできており、まさにヨーロッパの原型と言ってもいいのではないか。すぐに建てられる木の家に対して石の家はその何倍も時間がかかる。それひとつとっても時間の捉え方や、生活の仕方などが日本人と全く違うことがわかる。後は牧畜と麦というキーワードだろうか。米の栽培には平地が必要だが、麦は丘などでも畑を作ることが出来る。また、残った土地は全て家畜のための牧草地に変えることが出来る。そうやってあまり木の生えていないヨーロッパの景色が出来上がったのだろう。かつてここから見えるすべての土地が森に覆われていた頃は一体どんな世界だったのだろうか。

モンサントを出るバスはなんと早朝7:151本だけらしい。結局この村に滞在できたのはたった13時間だった。宿代が安ければもう少し滞在したかったのだが・・・またバスに揺られポルトガル第2の都市ポルトへ。ポートワインで有名なこの街にはたくさんのワイン蔵があり、いたるところで試飲をすることが出来る。レストランやカフェでもワインはめちゃくちゃ安い。酔っ払いながら街をうろつく。建物の壁面には色とりどりのタイルが貼られており、それを見ているだけで楽しい。陶芸に関わる人にはおすすめしたい街である。

0 件のコメント:

コメントを投稿