本日は雨が降っていたのでニャチャンの大聖堂へ。ちゃんとした教会に初めて入ったかもしれない。ミサの時間は終わっていたので2人のおばあさんが中で世間話をしていただけ。ベンチに座るとなぜかとても落ち着いてしまい、ぼーっとしていると1時間程過ぎていた。ある日本の宗教学者が、災害が多いにせよ自然環境に恵まれ、努力すればその分大きな見返りがある日本では、砂漠の宗教はなかなか理解できないと言っていて納得してしまった。先日暇な夜に遅いダウンロードにイライラしながら見た「Tree of Life」という映画もキリスト教色が強く、冒頭では旧約聖書のヨブ記が引用される。自分の思春期に考え悩んでいたことが、主人公の悩みや苦しみとシンクロし、色々考えさせられた。今の日本の社会では、必ずしも努力した分見返りがあるというわけではない。今後日本で信仰や宗教に対する意識が変わっていくようなことがあるのだろうか。今後も滞在する街に教会があれば、訪れてみよう。