2012年9月19日水曜日

成都→昆明




2012年9月19日 成都→昆明



寝台列車は朝七時半頃昆明駅に着いた。さてこれからどうするか。昆明は中国の最南西にある雲南省の省都である。この街からはベトナムやラオスとの国境までバスが出ている。

成都ではたくさんの日本人バックパッカーにも会うことができ、久しぶりに日本語を話す機会が多かった。自分の言いたいことが全部言葉にできるというのは本当にうれしいことだ。また杭州で出会った王くんも2ヶ月間の国内旅行から自分の街に帰ったところで、美味しい四川料理の店や、成都郊外の観光地を案内してくれた。成都そして四川省はほんとうによいところだ。街、人、食、博物館、お寺どれもが満足行くものだったし、今回行けなくて悔しい思いをしたところもたくさんある。中国人の中でもこの街に住んでしまうと他には住めないと言われているらしい。納得である。

しかし、成都で日々を過ごしている中に、自分の国と中国の状況はどんどん変化していた。あまり深刻に考えていなかったが、ここ数日の状況の変化は街を歩いていても感じるほどだ。成都でも連日デモが続いた。家族や友人などから心配のメールをもらい、インターネットで現状を見てみるとかなり深刻な状況だとわかり、Xデーとされていた昨日は風邪をひいていることもあり、そのまま成都で状況を見守るか、それとも移動してしまうかかなり悩んだ。が、いつ収拾がつくかもわからない問題を待っていてもしょうがないので、結局列車に乗り昆明まで来てしまったのだ。今考えうる選択肢は2つで、予定を早めて出国してしまうか、それとも中国の旅を続けるかである。今回中国の中で一番楽しみだったのはこの雲南省だったという点、中国全土の中で雲南省は比較的安全という点でなかなか判断できない。どちらにしても以前ブログのなかで「私が私が」というのが大切だと書いたが、今はまったく逆の状況である。

さて私は次にどこからブログを更新するのでしょうか。

※心配のメール等を下さった皆さん。ありがとうございます。今日試してみたのですが、ひとりで街を歩いている限りは問題はありません。ご心配をおかけして申し訳ございません。

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