2011年7月2日土曜日

続 作る場所


連日うだるような暑さで、エアコンのない我が家にいるとまるでサウナのように汗が吹き出る。今年の梅雨はどこに行ってしまったのだろうか?こうも降らないと水不足や農作物の事が気になってくる。

先日の先生、先輩の工房見学に引き続き、先週末も先輩夫妻の住居兼工房見学をさせていただいた。滋賀の琵琶湖大橋の近くの古い住宅街の中に先輩は夫婦と猫一匹で住んでおり、そこで制作もされている。先輩の家は一軒家で土間があり、いい感じの縁側もついている。建物自体は非常に古いのだが、骨董を集める趣味がお二人にはあって、世界中で集められた物たちが家の雰囲気にとても良く合っていた。
家を一通り見学させていただいた後、先輩のびっくりするようなおいしさのごはんをいただき、3時間ほど人生相談をしていた。お二人は旅行をよくされていて、特に奥さんはホームステイや1ヶ月の長旅をされて、海外への移住まで考えられたそうである。そんな奥さんの言葉で非常に印象的だったのは、「昔は海外のことばかり考えていたし、あちらに住んで制作したいと考えていたけど、時が経つにつれあちらで経験できる事がこちらでもできると思った。」というものである。もちろん奥さんはさんざん通った上で出た考えで、今でももし機会があれば行きたいという事だったが、自分も今後海外を回ってみて、最終的に同じような考えにいきつくのだろうかと考えながら電車に揺られて京都まで帰ってきた。

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